Notionやscrapboxなど、オンラインメモに求めるもの

2021-05-11

Notionが少し前から話題になっているようだ。

当方も試してはみたが、今まで使ってきたものも利点を見いだしおり、移行までには至らなかった。長いことgmailとその下書き機能を使ってきたが、最近はscrapboxを使用している。以上をふまえて、オンラインメモについて、出来ること・出来ないことをまとめてみようと思う。

scrapbox

最近になって、改めてScrapboxを使い始めた。メモに特化したウェブアプリというか、役割としてはEvernoteGoogle Keepに近いだろうか。現在、スタンドアロンなアプリは公式にはないようだが、SafariやChromeなどブラウザで、もちろんスマホでも使用できる。

個人的な白眉としてはランダム(random)ボタンがあるところ。プロジェクト内から、文字通りランダムにメモをチョイスしてくれる。これがあることで、書いたメモが埋もれてしまうことを防ぐことができる。ページが増えると個々の確率は下がるわけだけど。

ウェブクリップする

画像を含めたウェブクリップはEvernoteやOneNoteを使用した方が良いかもしれない。これらはたいがい、PC版は拡張機能を使用する。当方がウェブクリップしたいものはほとんどがテキストであり、scrapboxで事が足りる。もし画像を含めるのであればimgurやGoogle Photosあたりとの連携を考えている。

gmailはsafariの共有機能や、そのままメールするのでも良いし、Chromeには選択範囲を送信してくれる拡張機能がある。非常に便利。

scrapboxにおいても幾つかブックマークレットがあるが、オフィシャルのものが癖がなく使いやすい。Project settings > Page DataタブのBookmarklet内にあるものを使用している。これも、選択範囲をスクラップしてくれる。

  • ところでこちらのエントリでは調整したブックマークレットを載せています。あわせてご覧ください。

ちなみに、メモやウェブクリップにおいて、リンクやリンク集だけではあまり役に立たないと思っている。引用や解説が必要と考えていて、これらがないと中身をみようと思わない。

カテゴリ・フォルダ分け

以前scrapboxを使用していたとき、カテゴリ分けが出来ず、使うのをやめてしまった。最近になって気づいたのだが、scrapboxはハッシュタグ(#example)でカテゴリを管理するようだ。これがわかったのも、改めて使い始めた理由のひとつ。ハッシュタグはページ名となる。gmailはラベルで分けることが可能。

複数のタブやウインドウで使用可能か

gmailのPC版はメールごとに新しいウィンドウを開けるので便利である。参照もしやすい。しかしながらスマホ版はこれが出来ず、不便である。下書きを開いているときに別途メールを確認したい場合は下書きは保存したうえでメールを見なければならない(いちおう、あらかじめ別のタブで、別々のカテゴリを開いておけば可能ではある。例えば受信フォルダと下書きフォルダの2つ)。

マージ

scrapboxにおいて、同じページ名とするとマージを提案される。といっても、同じページ名同士を前後でくっつけるだけだけど。

Random(シャッフル)

先述のとおり、scrapboxの便利な機能。数が増えることを懸念すると、すでに読んだものや完了したものはひとつにマージするのが良いと考えている。

その他

  • プラットフォームを選ばない。
  • コードを書けるか。scrapboxは『code:xxx』と書き出すとコード記述モードになる。
  • gmailは改行に問題あり。gmailで完結するのであれば問題は無いが、コピペしたときに改行が消失してしまう。

そんなこんなで、しばらくScrapboxを使っていこうと考えている。この記事も、Scrapboxで書いている。