Diablo2をvmware fusionで遊ぶ(intelコアのMac)

2021-04-27

Diablo2 Resurrectedリリースの発表があった。このエントリはDiablo2 Lord of Destructionのはなし。

前置き

Diablo2を遊ぶため、長いことMojaveのままにしていたが、先月Big Surにアップデートし、vmware fusionに賭けることにした。Diablo2はCatalina以降は動作しないし、逆に、最新のvmware fusionはCatalina以降でしか動作しないため、安全な検証ができなかった。本当はPlay on Macを使いたかったのだが、こちらは動作出来なかった。

なお、タイトルにもあるとおりIntelコアでのはなし。現状Apple M1ではvmware fusionは動作しないもよう。

vmware fusionとDiablo2のインストールについて、ここでは割愛。vmware fusionの導入についてはAAPL Ch.さんの記事がわかりやすいと思う。

うまく行かない場合もあるかもしれないが、その場合はコメント欄も役に立つと思う。

vmware fusionについて、現在は無料で使用できる。ユーザー登録の必要はある。当方は以前よりvmware fusionを使用しており、バージョンアップなどもしていたのでユーザー登録をしていた。知らない人のために書いておくと、Windowsは別途必要です。

Diablo2については通常通りWIndowsにインストールする要領である。Blizzardからのダウンロード版をインストールしている。

設定

Accelerate 3D GraphicsはONにする。

以前、Virtualboxあたりで遊んでいたときは2D扱いとした方が良かったと記憶しているが、vmware fusion 12では3D扱いのもよう。OFFにすると遊べるレベルじゃないほど酷い。カクつく以上に常時スローモーションであった。ONにしても、素で遊んでいたときと比べると若干遅く感じた。ビデオメモリはRecommendedに合わせるのが良いと思う(8192MBとしている)。この設定はvmwareがオフでないと設定できない。

キー設定

通常の設定にしているとaltキーの挙動がおかしい。altキー押しっぱなしは地面のアイテムが表示されるはずが、altキーを押しっぱなしのうえでマウスで移動しないと表示されない。最低限、キー設定のチェックボックス"Enable Language Specific Key Mapping"を外すと正常に機能するようである。しかしながらうまく行かない場合もあり、その際は"Enable Key Mappings"も外し、さらにその横のタブ"Mouse Shortcuts"内の各キー設定チェックボックスも外すと動作した。もちろん、Diablo2以外を使用しているときにCommandキーを併用するショートカットは効かなくなるので注意。細かな設定はご自身で探していただきたく。なお、キー設定についてはグラフィック設定と違い、終了せずに、リアルタイムで設定可能。

以上の設定をすることで、ようやく通常通りに遊べるようになった。

問題点

ときどき、プチフリを起こす。vmware fusionについて、プチフリーズを検索をしてみると xxx(vmwarevmファイルの名前).vmxファイルに

mainMem.useNamedFile = "FALSE"
MemTrimRate = "0"
MemAllowAutoScaleDown = "FALSE"
sched.mem.pshare.enable = "FALSE"
prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = "TRUE"

あたりを書いておくと良いのだそうだが、当環境では解決できず。。再現性については掴みかねるが、やはり時々発生してしまう。ハードコアでは恐ろしい話だが、townでインベントリを開いている時に発生することが多い。Macがログアウトしてしまうこともあった(vmwareは落ちなかったが、画面は真っ白になり結局シャットダウンした)。

ちなみに.vmxファイルはSpotlightで.vmxファイルを検索したうえでFinderで表示するのが見つけやすいと思う。.vmwarevmファイルの中にあるため。

追記(その1)

vmwareのプチフリについて、ハードディスクバッファリングのパラメータを変更することで解決した気がする。vmwareのページから。

要点としては以下、

詳細(Advance)から、
Hard disk bufferingをEnabledにする。

上記の設定にしたことで、全体的なパフォーマンスも上がったかもしれない。これでしばらく運用してみよう。

追記(その2)

1秒程度ではあるが、プチフリはごく稀に発生してしまうもよう。