Diablo2をvmware fusionで遊ぶ(intelコアのMac)
Diablo2 Resurrectedリリースの発表があった。このエントリはDiablo2 Lord of Destructionのはなし。
前置き
Diablo2を遊ぶため、長いことMojaveのままにしていたが、先月Big Surにアップデートし、vmware fusionに賭けることにした。Diablo2はCatalina以降は動作しないし、逆に、最新のvmware fusionはCatalina以降でしか動作しないため、安全な検証ができなかった。本当はPlay on Macを使いたかったのだが、こちらは動作出来なかった。
なお、タイトルにもあるとおりIntelコアでのはなし。現状Apple M1ではvmware fusionは動作しないもよう。
vmware fusionとDiablo2のインストールについて、ここでは割愛。vmware fusionの導入についてはAAPL Ch.さんの記事がわかりやすいと思う。
うまく行かない場合もあるかもしれないが、その場合はコメント欄も役に立つと思う。
vmware fusionについて、現在は無料で使用できる。ユーザー登録の必要はある。当方は以前よりvmware fusionを使用しており、バージョンアップなどもしていたのでユーザー登録をしていた。知らない人のために書いておくと、Windowsは別途必要です。
Diablo2については通常通りWIndowsにインストールする要領である。Blizzardからのダウンロード版をインストールしている。
設定
Accelerate 3D GraphicsはONにする。
以前、Virtualboxあたりで遊んでいたときは2D扱いとした方が良かったと記憶しているが、vmware fusion 12では3D扱いのもよう。OFFにすると遊べるレベルじゃないほど酷い。カクつく以上に常時スローモーションであった。ONにしても、素で遊んでいたときと比べると若干遅く感じた。ビデオメモリはRecommendedに合わせるのが良いと思う(8192MBとしている)。この設定はvmwareがオフでないと設定できない。
キー設定
通常の設定にしているとaltキーの挙動がおかしい。altキー押しっぱなしは地面のアイテムが表示されるはずが、altキーを押しっぱなしのうえでマウスで移動しないと表示されない。最低限、キー設定のチェックボックス"Enable Language Specific Key Mapping"を外すと正常に機能するようである。しかしながらうまく行かない場合もあり、その際は"Enable Key Mappings"も外し、さらにその横のタブ"Mouse Shortcuts"内の各キー設定チェックボックスも外すと動作した。もちろん、Diablo2以外を使用しているときにCommandキーを併用するショートカットは効かなくなるので注意。細かな設定はご自身で探していただきたく。なお、キー設定についてはグラフィック設定と違い、終了せずに、リアルタイムで設定可能。
以上の設定をすることで、ようやく通常通りに遊べるようになった。
問題点
ときどき、プチフリを起こす。vmware fusionについて、プチフリーズを検索をしてみると xxx(vmwarevmファイルの名前).vmxファイルに
mainMem.useNamedFile = "FALSE"
MemTrimRate = "0"
MemAllowAutoScaleDown = "FALSE"
sched.mem.pshare.enable = "FALSE"
prefvmx.useRecommendedLockedMemSize = "TRUE"
あたりを書いておくと良いのだそうだが、当環境では解決できず。。再現性については掴みかねるが、やはり時々発生してしまう。ハードコアでは恐ろしい話だが、townでインベントリを開いている時に発生することが多い。Macがログアウトしてしまうこともあった(vmwareは落ちなかったが、画面は真っ白になり結局シャットダウンした)。
ちなみに.vmxファイルはSpotlightで.vmxファイルを検索したうえでFinderで表示するのが見つけやすいと思う。.vmwarevmファイルの中にあるため。
追記(その1)
vmwareのプチフリについて、ハードディスクバッファリングのパラメータを変更することで解決した気がする。vmwareのページから。
要点としては以下、
上記の設定にしたことで、全体的なパフォーマンスも上がったかもしれない。これでしばらく運用してみよう。
追記(その2)
1秒程度ではあるが、プチフリはごく稀に発生してしまうもよう。